「小松ってばエロいんだぜ?」
「その手にはのらないよ」
ココがにっこりと笑みを浮かべるたので、牽制しようとの思惑だったトリコは鼻白む。
「なんだ、あいつが一晩中オレの上で腰振ってた話を聞きたくないのか」
ぽつりと零した言葉にココは思わず身を乗り出した。
「こ、小松くんが!騎乗位で一晩中だと!」
なんて羨ましい! そう言いながらぼたぼたと落ちるのは毒ではなく鼻血だ。
「お前もそうとう欲求不満なんだなぁ」
「誰のせいだ! ボクだって食べれるものなら小松くんを食べてるさ!」
それこそ毒で身体を動けなくして、媚薬で快楽に溺れさせたい!
拳を握りしめたココが高らかに宣言する。
そして、怒りで身体を震わせるのは勿論小松だ。
「あの、お二人とも…。ここがボクの職場だとご存知ですよね?」
「「知ってる」」
即答した二人に小松は目眩すら覚えるのだった。
二人にしてみればこれは他の皆に威嚇するためのパフォーマンスなのだから仕方がないと言ったところか。
「迷惑です!!」
小松の怒号にさすがの四天王も小さくなるしかなかったのであった。
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