「硬い…」
「さっきの高野豆腐には負けるがな」
リクオの感想を鴆がまぜ返す。 当たり前だ。あんな硬いモノを挿入された日には…。そんな恐ろしい想像にリクオはぶるりと身を震わせる。
「それに、」
熱くて大きくて…。
リクオの手の中で脈打つソレは筋を浮かび上がらせ我慢出来ないと言わんばかりだ。
「これこそどうしたら良いのさ?」
いきなり手をそんなところに導かれるなんて聞いてない。
突然の事にどう反応すべきか考えてしまうではないか。
「リクオの手ン中でもっと大きくしてやってくれよ」
にやりと笑う男が憎たらしいがその言葉に驚きを隠せなかった。
「嘘っ?まだ大きくなるの?」
これでもかなりの大きさだ。
間近で見たのは初めてだが、これが内に入るとは見てしまうと信じがたい。
「そうだなぁ、接吻でもしてくれたらもっともっと大きくなるぜ?」
まぁリクオには無理だろうがな。と笑う鴆にリクオもついムキになる。
「だから!子供扱いしないでって!」
鴆の膝に手を置いて目の前の屹立を見れば、自分とは色も形も違っていて…。
これ以上大きくなるなんて信じられなかった。
「じゃあリクオの口ん中で慰めてやってくれるってかい?」
どうせリクオには無理だと揶揄する鴆を前に、リクオは小さな舌で裏筋を舐めあげたのだ。
どう? とばかりに上目遣いに見つめるリクオに鴆のモノはさらに容積を増す。
「…すごい、今のでまたおっきくなったかも」
手で支えなくても天を指すソレは、早くしてくれとリクオの慰めを待ち侘びていた。
「悪ィもう我慢できねェ」
ぐいっとリクオを持ち上げると鴆は自分の下にリクオを組み敷く。
「ったく、すげぇ破壊力だな」
エロすぎだという鴆にリクオはどっちがだよと下腹部に押し付けられた昂りに頬を染める。
まるで意思を持ってリクオを蹂躙せんとするソレ。
膝でリクオの脚を開かせると鴆はゆっくりと身を沈めたのだった。
気だるい時間を誰にも邪魔されずに過ごす貴重な一時。鴆の腕の中でまどろみながらリクオが呟く。
「ボクも料理が出来たら鴆くんにごちそう出来るのにな」
「オレにしてみりゃリクオ自身が一番のごちそうだな」
ごちそう様でしたと言う鴆をリクオはポカリと叩く。
「ホント、鴆くんってばやらしいんだから」
「リクオ限定でな」
さらりと言ってのけた鴆にリクオも悪い気はしなくて…。あぁやっぱり鴆くんが好きだなぁと感慨に耽る。
「ねぇ、今度ちゃんと教えてくれる?」
出汁ぐらいきちんと取って美味しい味噌汁を振る舞えたらと健気なリクオに鴆は、
「48手はリクオには早ェんじゃねェかい」
などと真顔で発言したため、鴆の言う『ごちそう』については暫くの間お預けになったとかならないとか…。
タイトルに珠とありますが、どちらかというと手の中のナニの方です。本来の意味とはかけ離れまくりですが、裏バージョンでした。
おそまつさまでした。ペコリ
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