重い使命。K都を守るという抗えない宿命。
 しかし、彼と同じ立場になる事を喜ばしく思っていた。

 時生、お前と僕は違うんだ。一燈さんと共に闘うのは僕なんだ。そう誇りにさえ思っていた。

 だがある日気が付いてしまったのだ。彼の瞳に映るのが誰なのかを。

 慟哭とともに求める。
 時生のように自由を! 彼を振り向かせるだけの力を! 彼の心を!


 その時、心の奥底から声が聞こえた。
 時人。お前が選ばれたのだと。


 それが誰の声か知らずに。





拍手のログです。時人兄さんは一燈さんが好きで、振り向いて欲しいと願いつつも結局は時生が見初められた事に絶望して魔道に落ちたのです。って説明しなきゃわからないですが…。そんな心の隙間をつかれたのだろうと。妄想たっぷりです。



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