これが僕らの夏休み 2
夏休みもまだ三日目。もう外では蝉の声がうるさいぐらいだ。 光と馨は昨夜の余韻も冷めやらぬまま、ベッドの中でキスしたり触れ合ったりとスキンシップを続けていた。 しかし、そろそろ使用人達が起こしにくる時間だ。 「光、早く服着なよ。せめて下だけでもさ」 辛うじて下だけは穿いた馨はまだ裸のままの光を嗜める。 「夏休みだからって三日連続でやると腰だるい。馨は受け身で楽そうで良いよな」 「いつでも代わってあげるよ。光なんて痛くて我慢出来ないから」 三日連続でおまけに、抜かずで何発出来るか挑戦だ!!と絶倫ぶりをいかんなく発揮した光を馨は『よくもまぁいけしゃあしゃあと』と、言わんばかりに見下ろす。 「へぇ、あんなに喘いでて痛いだけ?」 意地悪そうに馨の脇腹に指を滑らせる光。それに反応した身体に頬を染める馨。 「もう!僕自分のベッドに戻るよ。そろそろ起こしにくるし。ちょっと、手離してって、ヤダッて!もう」 「馨の声聞いてたら、またしたくなってきちゃうv」 馨の手を引っ張ってまた自分の下に組み敷いた光は、馨のパジャマを脱がしにかかる。 「ダメだって!あっノックしてるし。って光!寝ぼけてないで!ちょっと早く。昨夜下着どこに脱いだのさってナニそれ!朝からもう!元気すぎるよ。ホラこれで隠しなって」 あの使用人達なら、シーツを剥ぐ事も厭わないだろうし、今見られれば二人の関係が(すでに知られているかもしれないが)ばれてしまうと、馨は慌てて象のお面で光の大事な部分を隠す。 「わぉ!馨の趣味?」 馨を求める屹立を彷彿させるそれを光が茶化す。 「殴るよ?あっ殿じゃん」 携帯電話が鳴って着信音から環であると推測出来る。それを光が取って……。 『あっ面白い事思いついたv』 声に出さず光は馨に伝えて、馨は渋々了承する。あの使用人がそれぐらいじゃ驚かない事をそろそろ学習すべきだろうと思いながら。 以下、アニメに続く〜。という事で軽井沢のアニメ演出で突発で書いた日記のログです。象じゃなくて天狗だったらもっとやらしかったと思いつつ。しかしあの光は絶対に下着身に着けてないよね?? |