旅をしているととても素敵な出会いがありました。眼福~というかもう鼻血ものでしたけどね。
で、そんなこんなで97幕です。注・妄想BLジャンプです。ちなみにこのジャンプは週刊だったり日刊だったり隔週だったりしますが、BLしかないのが特徴です。(説明しなくても解ります)
現れた牛鬼の言葉に鴆も過剰に反応してしまう。
「預かる? リクオをどうする気だ」
「解りきった事を。決まっている。リクオを調教する」
真顔の牛鬼の発言に周囲の温度が下がったのが解る。
「ちょ、調教だと? こらっ!今どさくさに紛れて調教とか言わなかったか?」
牛鬼がリクオの細い腰を引き寄せる。
「やっ、牛鬼…、やめてっ」
あらわになった腿を構いもせずリクオはその手から逃れようとしていた。
「牛鬼ではない!ご主人様と呼べ」
ぐっと力を込めたのかリクオの頬に涙が伝う。
「あっ、ご主人様ぁ」
「ふむそれもまた一興か」
「勝手に人の思考を読むんじゃねぇ!」
一体ナニをしてくれるのかと鴆も負けじと声を荒くする。
「オレだってまだリクオとは清い付き合いしかしてねぇんだ!リクオの処女はオレのもんだ」
どんっと二人して鍔ぜり合いになろうかとしたその時、凛とした声が二人の間に割って入る。
「鴆くん!勝手に言わないでよ!皆だっているんだからね」
リクオにしてみれば、身体は痛かったがそれ以上にゆら達の視線が痛かった。
「ボクは牛鬼と行くから、君は留守番。皆をきっちり治しといてよね」
ついてきちゃダメだよ!
来たら絶交だとまで宣言され、がっくりと落ち込む鴆の姿はそれはもう哀れなものであったと伝えられる事となる。
次回、風雲捩目山城!!!!お楽しみに!!!!
ってこれじゃあバラエティー番組か。いや、単にリクオにご主人様と言わせたかっただけです。あちらでは夜若相手でしたけれど、こっちでは相手が鴆くんじゃないのがまた愛情です。歪んでます。