やっと、案件が終了して晴れて自由の身になりました!!!! 二ヶ月弱、企画と準備の殆どを引き受けちゃったんでとってもしんどかったですが、終わり良ければすべてよしというとで、やっと自由になった記念にちょっと書きなぐってみました。
「トリコさんのバカバカこの食欲魔人!」
ニトロチェリーを飲み込み膝をついたトリコに小松が駆け寄る。
「まだ調理が終わってないのに食べるなんて」
目の前で苦しむトリコに、中途半端な料理を出すしかなかった小松も苦しくて苦しくて。うまく言葉が出てこない。
「あのままだと時間切れだろ」
「だからって!!トリコさんがボクの料理でこんな姿になるなんて!!…ボクは料理で人を笑顔にしたいのに!」
美味しいと言って食べてもらいたいのに、こんなのは料理じゃない。
「結果的に大丈夫だったじゃねぇか」
「それはあくまでも結果です!どれだけボクが心配したか…」
「あーあ、汚い顔」
涙と鼻水な小松の顔は見れたものではなかった。しかしトリコは自分のために小松が涙を流していると思うと自然と笑みが浮かぶ。
「オレは死なねぇよ。多分な。それに…これできっと治る」
そっと触れるだけのキス。一瞬の出来事なのと、トリコの体格で隠れて何があったかなど解らないだろう。
「トリコさん!!!」
異議を唱えようとする小松の唇についた血を拭ってやってトリコは不敵な笑みを浮かべた。
「ごちそうさま。続きはこれが終わったらな」
はい!と笑顔の小松にもう一度キスしようとしたトリコなのであった。