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ネタバレ注意、週間妄想BLジャンプ

2011.09.20 00:37

156話より、トリコマ前提オオコマです。携帯でのなぐり書きの低レベルで失礼しま~す

続き

「うちの料理食っていくだろ」
そう誘ってくれた「友人」に小松は二つ返事した。
友人というよりはかつての恋人というべきだろうか。
一方的に切られた相手で、長く失恋を引きずった小松だったが今はトリコという恋人がいて幸せの絶頂期だ。
だから大竹に会いに行ったのもただ単に懐かしむ気持ちからだった。
そして大好きなメルヘン料理を小松は楽しんだ。
しかし料理に睡眠薬が入っていたのか、気がつけば全裸で大竹に組み敷かれているではないか。勿論身体は痺れて動かない。
「た、竹ちゃ…ん」
「オレが親切にも『食べていくか?』なんて、信じるお前もお前だ」
クスクスと笑う笑顔は昔のように端正だ。ただ、昔以上に計算高さを感じさせる。
「どうして、竹ちゃ…ん」
「何年ぶりかな小松っちゃんの身体……。柔らかいな。また男食ってんのか?昔から何人もの男と寝てたもんな」
「好きで、寝たんじゃないから」
あれは修業時代の嫌がらせの一環だった。そして同期の中でも一番良く狙われた。
「だとしても皆小松っちゃんが好きだったんだよ。オレも含めてね。小松っちゃん見てると突っ込みたくなるんだ」
嘘だ。好きだなんて嘘だと小松は首を振った。
大竹に呼び出されて行けば先輩が待っていて欲望のはけ口にさせられた事もある。
利用されていたと今なら解るが、あの時は大竹のためになるならと喜んで身を投げだしていた。あの頃はとても大竹の事が好きだったのだ。だから別れを切り出された時はとても辛くて、ひたすら料理する事で心の平穏を保とうとした。今でも少しツライ思い出だが、だからこそトリコとの愛が煌いている。
「なんだ、すんげーゆるゆるじゃんか」
簡単に慣らしただけで、背後から小松を貫く大竹に小松は涙を流す。
わざとではないが、トリコ以外の男に身体を許してしまった絶望感で心が冷えた。
昨夜トリコに愛された記憶が塗り替えられていく屈辱に小松は唇を噛み締める。萎えたままの小松など気にもしないのか大竹は小松を穿つ。
「なぁ小松っちゃん、オレと一緒に働かないか?共同経営ってしてもいいから」
センチュリースープをだせばもっと儲けるしランキングだってあがると大竹は持ち掛ける。
「竹ちゃんは変わったよ、昔はもっと…」
大竹の欲望を受け止めても小松の瞳の色は消えはしなかった。身体は支配されても心はトリコを想い耐えたのだ。
ただ友人の変貌が悲しかった。
そんな哀れむような小松の視線に大竹の腰の動きが激しくなった。
「なんだよ!小松っちゃんのために店を開いたのに!…なぁ小松っちゃんが好きなメルヘン料理だぜ?」
オレのところへ帰ってこいよ。そう言いながら小松を犯し続ける大竹に、身体は自由にされながらも小松の心は折れる事はなかった。
しかしもうトリコの元には戻れない。
ここまでした大竹が自分を解放するはずがないと小松は知っていた。

『…ごめんなさい、トリコさん』

小松の最後の言葉は届かなかった。





まさかの大竹×小松で失礼しました~。ものごっつ惹かれるんですよねトリコマ←大竹。
ちょっとバッドエンドっぽいですがちゃんとトリコさんが助けに来てくれますよ!!!
でもまぁ一悶着ありそうです。

トリコ感想

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