ふっと思いついた展開で小話。ヘタレでもぜんぜん大丈夫、むしろOKなのを再確認してしまいました。
新築するにあたって間取について意見を求められた薬師一派の頭領が一言。
「リクオが遊びに来るかもしれねぇからな」
客間は最上級の畳を入れろと指示すれば
「でしたら洋間はいかがでしょう?」
今時は畳というものよりフローリング。布団よりベッドだと、新しく雇い入れた番頭の言葉に鴆も頷く。
そしてリクオのために用意したその部屋で、いつかは一つの枕で休むかもしれないと脳裏を掠め、鴆は血圧が上がるのを自覚する。
「ダメだ、リクオにはまだ早ぇ!」
我慢だ、我慢!
そりゃあいつかは身体を繋げてみたいとは思うが、それはリクオがもう少し大人になってからだと鴆は不埒な想像を打ち消す。
脳内でリクオが真新しいベッドの上で真白な絹(シーツと言うらしい)を身に纏い、こちらに向かって愛らしく微笑む。そしておもむろに絹をベッドの下に落とせば傷一つない裸体が横たわっていて……
「鴆様っ鼻血、鼻血っ」
番頭の慌てる声を失っていく意識のむこうで聞く鴆なのであった。
申し訳ないorz