1月末から仕事が過酷になってきました。2月からちょっとややこしい部署の応援にも行くはめになり精神的にも体力的にもツラくなってきました。
まぁ仕事は何をしててもツライもんなんで、割り切りますが。第一に萌えさえあれば生きていけますしね!!! あとは本当に自由時間が欲しいです。切実に。
で、月曜には殆ど出来上がってたのに身体が動かずに放置しまくっていたグルメ127派生SSです。だらだらしているうちに出せなくなってお蔵入させちゃうのも多々あるので、根性でUPの週刊妄想BLジャンプです。
「はぁ……。ゼブラさんって良い身体してますよね~」
処刑場から出るゼブラの姿を見た、ほんの独り言のつもりの小松の言葉。だがしかし小松に心底惚れているトリコにとっては重大発言に近い。
「っ小松、まさかお前、ゼブラに惚れたか?」
良い身体というのはつまり性的魅力に溢れているということで、心なしか小松の目元が赤い。
「ど、どうしてそうなるんですかっ」
慌てる小松にトリコの猜疑心もピークに達する。
「いや、だってよ。お前ガタイの良い男好きじゃねぇか」
「なんですかそれ」
呆れたような小松の声音は、トリコの言葉をありえないと否定するものだったが、それでトリコの疑いが晴れるものではない。
「オレだけじゃなく、ココやサニーのことも好きだろ。……男の嫉妬はみっともねぇってわかってんだけどよ……」
小松の中で唯一の男になりたいと願うトリコだったが、意外にも小松がモテる事を知っているため恋人同士になった今も気が休まらないのだ。
しかし、小松はそんなトリコを笑う。
「それってボクどんだけ浮気性なんですか。ボクの恋人はトリコさんだけですよ」
さっきも己の身を二の次にして守ってくれたトリコへと小松が感じるのは深い愛情だ。
だがしかし……、
「でもホントに良い身体してますよねぇ」
背も高くて、筋肉にいたっては芸術品のようだと、ゼブラへの視線はやはりどことなく熱い。
「……小松…、目がハートになってんぞ」
不機嫌になったトリコが指摘すれば小松も横目で睨んでくる。
「トリコさんだってラブ所長に目をハートにしてたじゃないですか」
絶世の美女がお好きなんでしょ?と、小松が口にしたのでトリコも漸く真実を悟る。
「…なぁもしかして嫉妬?」
そのものずばりの指摘に小松の顔が見る見るうちに赤くなっていく。
「知りません! …ただ、やっぱりトリコさんも本能には勝てないんだなぁって思ったらちょっと悲しくなっただけです。だってラブ所長がフェロモンでトリコさんをターゲットにしようとしたらイチコロじゃないですか」
ぼそぼそと呟いた小松にトリコの機嫌も見る見るうちに回復する。
「なんだよ小松ぅ。カワイイ事言うじゃねぇか。ゼブラにラブ所長のフェロモンを感知しない秘訣聞くから機嫌治せよな」
「だから、嫉妬なんかしてませんって」
まるで新婚夫婦のようなやり取りが延々と続くかと思いきや…
こちらに向って歩いてくるゼブラをみた小松が口にする。
「でもホントに良い身体ですよね〜。ゼブラさんって」
「おいぃぃぃっ!やっぱそこかよっ!!!」
小松の言葉に、トリコの悲痛な叫び声が処刑場に木霊するのであった。
(ゼブラに筋肉の付け方聞くか……)