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続々発刊、週刊妄想BLジャンプ!!!

2010.11.18 22:22

原稿をしなければならないはずなのに集中できない自分が情けないと思いつつ、それでもやっぱり妄想はノンストップです。
さて今回はグルメ118話を踏まえての仮説グルメ120話です。
メルクが男だという設定ですので、コミックス派の方とメルクは女の子だという方はお読みにならないでください。
以下 週刊妄想BLジャンプです。

仮説グルメ120
続き


 ヘビーホールから帰ってきてトリコはまず小松の顔を見たいと思った。きっと無事を喜んでくれるに違いないと心が逸る。
「おい!メルク、小松はどこだ」
「2階で寝ている」
 寝ているだって?とトリコは怪訝に思う。小松がこんな昼間まで寝ているとは考えにくかった。
 どちらかというと小松は早起きだとトリコは知っている。
 趣味は早朝の卸売市場をのぞく事だと言うぐらいの男なのだ。
 それをこんな時間まで寝ているとは。小松に何かあったに違いないと、慌ててトリコは2階へと上がる。
 そこには、ベッドの中で赤い顔をした小松がいた。
 トリコの顔を見るなりその大きな瞳から涙が落ちる。
 起き上がった小松の肩から落ちたシーツから、トリコが気に入っている傷一つない身体があらわになった。
 どうして泣いている?どうして裸なんだ?
 そんなトリコの言葉は出てこなかった。
「ごめんなさい、トリコさんボク…」
 大粒の涙を零す小松にトリコはキレた。犯人はメルクしか考えられなかった。
「メルクてめぇ!小松に何しやがたった!」
 あの包丁の技で小松を脱がし、研ぎを見せてやる代わりにと小松を脅し、犯したのかもしれなかった。




「研ぎを教えてもらいたいなら、オレに身を任せなよ」
 衣服は今の一撃で布片になってしまっている。豹変したメルクに小松は震えた。
「そ、んな…」
 まさかメルクが自分を犯そうとは思いもせず、どうしてトリコに同行しなかったのか今更ながらに悔やむ。
「四天王トリコを魅了した身体にオレも興味がある。どんなに美味しいのか、ね…?」
 刃物を首筋に当てられれば身動きも出来ず…。かと言って身体だけの事なのだから我慢すれば良いと理性も囁く。しかしトリコへと捧げた感情を汚されるのだと思うと涙が出た。
「やっ、トリコさんっ」
 メルクの身体の下で小松は喘ぐしかなく……。




 脅して奉仕させたりとかしたのだろうかと考えて、トリコは怒りで身体が震えた。
「オ・オレだってまだ5回ぐらいしかエッチしてないんだぞ!!」
「うわーっトリコさんのバカ!なんて事をばらすんですか」
 小松が慌ててトリコを止めようとするがもう遅い。
 メルクが笑いを堪えている。
「知恵熱。多分、興奮しすぎたんだろうけど?」
 研ぎを見て大騒ぎしていたのだから、疲れた身体が悲鳴をあげたのだろう。
「余程小松シェフに惚れてるんだな。包丁を持って行きたかった理由も解るよ」
 小松シェフだと思って包丁にキスするタイプだよね、とのメルクに、珍しく照れたトリコは何も言えなかったのであった。



うちのトリコさんはヘタレでヘンタイなんで、キスどころかもっとすごい事してそうです…。おそまつさまでした~。

SS
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